昨今の異常気象から思うことそこから派生する妄想

　　最近の気象は地球規模で異常だ。日本でも最近は何かといえば「観測史上最大の〜」や「５０年に一度の大雨」など、それを形容する異常な言葉が並ぶ。
超エルニーニョや太陽黒点周期、開発途上国での急速な工業化、人口爆発など、様々な事由がまことしやかに囁かれるが、そのうちどれが正解かなど誰もわかりはしない。
地球温暖化もあいまってか、最近は日本でも熱帯のスコールのようなゲリラ豪雨や、突発的に発生する竜巻など、昔ならまずほとんど起こりえなかった事象が頻発し、もうみんな慣れてきている。冷静に考えれば、とても異常なことだ。
加えて、３年前の東日本大震災から続く活発な地球の地震活動期、とりわけ日本列島近海周辺での地底の地殻の変動などますますこれから油断できない時代に入る。
河口湖の水が湖底のどこかの穴から地底に吸い込まれ、急激に干上がってきてることや、富士山が近年にない噴火の予兆を見せ始めてることでも、日本周辺が今、かなり異常なサイクルに入っていることはわかる。
こうして考えれば、すごく不安で心もとないが、よく考えれば地球のサイクルは古代からこのような地殻の変動や気候の激変を数え切れないほど今までも引き起こし、そのたびに陸海空に棲む寄生虫であるところの生態系を一変させてきた歴史が地球の歴史だと思い当たると、なぜかそれほどたいしたことでもないように感じるのである。