ご近所つきあいうまくやれるか心配になった瞬間

　　家を新築し、心弾ませ引っ越してきて数か月のことです。
引越の荷物の整理、仕事、家事、育児に追われ、ご近所さんとは挨拶に行ったきり、お話することはほぼありませんでした。
子供の学校の事や、近辺のお得な情報など、いろいろ聞けたらいいなと思いながらも、顔を合わせても軽く会釈をするだけの日々でした。
そんな時、自治会長さんから自治会に入りませんかというお誘いを受けました。
子供会もあるということや、これを機会にママ友が出来ればという思いから入ることにしました。
初夏を迎えたある日、自治区内の清掃活動がありました。
私にとっては初めての活動で、緊張しながら参加しました。
公園の草刈りや溝掃除をすることとなり、女性のほどんどは草刈りにまわりました。
男性数名が草刈り機で草を刈っていて、手で抜けそうなものは女性や子供が抜くという感じでした。始まって30程でお茶休憩が入りました。2Ｌのペットボトルのお茶が用意されていて、各自で入れて飲むというものでした。まだ始まったばかりでその時は私はお茶をいただくことなく、黙々と作業をしていました。数名の女性たちがお茶を飲んで休憩をされていました。それから話がはじまりました。これがいわゆる主婦の井戸端会議というものでしょうか？
話し始めたらもう止まりません。作業をしている人達がいるなか、終わりなく話は続きました。
それから30分ほどで、2回目のお茶休憩の声がかかりました。
その時は、私も少し頂こうとお茶置き場に向かいました。
そこには、1回目の休憩のときからずっと話をしている女性たちがまだ話し込んでいました。
その中の一人と目があったので、軽く会釈をして、木陰で休むことにしました。
その時に聞こえてきた会話の内容が、だれが来ていないかという内容でした。
そして、来ていない人を非難する言葉も聞きとれました。
その後、1時間ほど清掃活動は続きましたが、女性たちの話は終わることがありませんでした。
「そろそろ終わりますので、ごみを集めてください。」という会長の指示にも反応することなく、話は尽きませんでした。やっと終わったと思い、最後のあいさつのとき、聞こえてきた声が、「結局○○さん来なかったね」という言葉でした。「せめて最後のごみ回収のときぐらい出てきて手伝ってほしいよな」という言葉も聞こえてきました。私はすごく驚きました。
各家庭の事情があり、必ず参加できるものではないと思います。毎回参加しないのなら話は別ですが、でもその批判を、2時間ほどの活動の中、30分ほどしか作業せずに、ほぼ話しかしていない人がすることではないと感じました。参加することに意義があるとでも言いたいのかと感じました。本当に驚いた瞬間でした。そして、今後この場所で、うまく近所つきあいをやっていけるのか心配になりました。
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